モバゲーアプリはじめます

去年秋にmixi、今年はじめにモバゲー、間もなくgreeとソーシャルアプリを取り巻く環境が勢いよく整備されました。

zyngaをきっかけに、去年の夏ごろから『これからはソーシャルアプリの時代だ』と叫ばれて以来その勢いは増す一方です。

当初弊社ではソーシャルアプリをかなり悲観視していました。

その理由が下記

レッドオーシャンすぎる(注目度が高すぎて形骸化する)
■他社プラットホームに依存しすぎる
■将来性が感じにくい

秋ごろfindjobを見ると、ソーシャルアプリの求人が異常なほど多く、正直かなり悲観的に見ていました。


とはいえ注目度は高いので、パッケージベンダーとして参入支援を中心に構えるスタンスで考えていて、それは今も同じです。所が最近見方が変わりつつあります。

■例えばモバゲーでは、アプリが週単位でいくつもアプリがリリースされているが、「公式サークル」を見るに、ユーザーの増加率は大きく差がある。
→やればいいというわけでは無く、腰を据えてサービス提供をすれ必要があるため、実際の『勝ち組』は現段階で数える程度しかない。次々とサービスがリリースされるからといって、アプリが全て飽き去られるわけではない。

■インフラ代や開発費も馬鹿にならないため(むしろ最低月100万近くかかるであろうサーバー代を考えると気軽に参加できるビジネスとは言えない)基本無料で提供する事が一般化しているソーシャルアプリは、誰でも始めてられてだらだらと続けられるほど甘くない。

■某VCやホスティング会社によると月数千万、さらには億単位の売上をあげている会社もあるという話を聞き、予想をはるかに上回る規模に驚き無視できなくなった。


以上の事から、継続性は不明だがいわゆる「一攫千金」的な可能性を感じました。
加えて、コスト感の問題(高い)と企画の面(画一的だと辛いか?)でパッケージベンダーとして展開するのは、意外に難しいのかと思いましたが、現状モバゲーアプリを見ていると、「怪盗ロワイヤル」に始まる【時間で回復するメーター(表現が難しい)】を利用したステップ式のゲームは鉄板で目新しさがなくてもユーザーに受け入れられている事から、王道を一つ作れればパッケージでの展開もあり得ると感じています。


いずれにせよまずは弊社が当たるサービスを作れるかが重要で(その規模によって今後の弊社の事業展開が変わる)、近々リリース予定のモバゲーアプリとそれに付随したメモを残そうと思います。


ゲームのジャンルは「美少女ゲーム」弊社の稼ぎ頭の「萌え学オンライン(http://mgak.net/)」

今回ソーシャルアプリ用に完全に作り直しました。

■開発期間について
企画開始が4月末、企画が固まったのががGW明けの初日でした。そこから作り始めて、エンジニアは今回私が1人フルコミットで担当して(おかげで周りにかなり迷惑かけた)、現時点でほぼ完成しているため(ただしOAuthにつまづきそれ以前に3日かかった)開発にかかった時間はおよそ3週間。
コンテンツ部分はシナリオライター2人とデザイナー1人(ただし大部分は本家から流用)の体制で構築し、現状8割完成といった段階です。

企画の詳細については別途記載しますが、かなり充実した内容を短期間で作り込みました。

■サービスインについて
どうやら申請→審査が3営業日程度のようなので、月内にはリリースできそうです。

続けて企画について書きます